司法書士黒田雅一のブログ

司法書士として、またはそれにこだわらない趣味について語ります

相続登記(韓国籍関係)雑感~その1

在日コリアンについて

 日本には、第2次世界大戦の敗戦前に朝鮮半島から日本に渡って定住された方やその子孫の方が多くおられます。この方々は在日韓国朝鮮人とか在日コリアンと呼ばれることがあります。少し古いデータですが、日本国籍帰化された方は累計約36万人ともいわれています。また、現在、帰化されていない約45万人の在日コリアン定住外国人として日本で暮らしています。

 在日コリアンの方々は、日本に定住し、日本人と同じように働き、商売をし、保険に加入し、税金を支払って生活しています。当然のように不動産など様々な資産も保有することになります。この方々に相続が発生した場合、その方がたとえ日本国籍帰化していたとしても、不動産の相続登記等の手続きが生来の日本人に比べてより複雑になります。

 在日コリアンの方に相続が生じた場合、日本国籍帰化されていた場合でも、生来の日本人と比べて複雑な手続きが必要になります。

 その背景には歴史的な経過があり、それらについては後日に譲りたいと思います。