奈良県葛城市の葛の文字にご注意を!
奈良県葛城市に本店を置く会社の登記を依頼されました。普通にパソコンで打ち込むと「葛」と表示されますが、正式な文字は文字の下の部分が「人」(人かつ)ではなく「ヒ」(ヒかつ)になっています。
つまり、葛城市の葛の文字はヒかつが正式の文字なのです。
これは、葛城市の誕生当時の標準文字がヒかつであったことから、ヒかつが採用されたことによるものでしたが、その後、経済産業省の「JIS漢字コード表」の改正により人かつが標準になったため、正式な名称がパソコンで普通に打てなくまってしまったというのが実情なのです。
実は、パソコンでの入力時にフォントを選べばヒかつが出てくるものもあります。
法務局(少なくとも奈良地方法務局では)では、登記される文字はどうなるのかといえば、ヒかつで登記がなされます。たとえ申請書に人かつで記載されていたとしても、法務局でヒかつで登記がなされるようです。
公官庁への届出等の手続きの際も、葛城市の記載について、人かつで不利益がなされることはないようです。
この点は、葛城市のホームページにも説明がなされていますので、関心のある方はのぞいてみてください。
葛の字の取り扱い/葛城市 (city.katsuragi.nara.jp)
一字で神経すりへらしますね。